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メモ2

例によって見ない方が良い類です。

【世界に囚われた者】
 運命という鎖は酷く強い。どのような可能性を辿ろうと、彼女の運命は決まっている。
 少女を救う為、彼は何度でもやり直す。
 ありえたかもしれない未来を潰して。
 存在したかもしれない世界を侵して。
 或いはそれは、全てに対する冒涜なのかもしれない。


【世界を壊す者】
 品行方正。成績優秀。高いカリスマと権力を持ち、誰もが尊敬する生徒会長。
 けれど、今は未だ誰も知らない。何時か彼女は全てを壊す。
 狂ったわけでもなく。壊れたわけでもなく。
 当然の破滅に向かい、彼女は歩みを進めていく。
 僕達は何時だって、頭に拳銃を突きつけて笑っている。

竜胆 藍湖
【世界を正す者】
 着崩した制服に咥え煙草。気さくで暴力的な、一匹狼のアウトロー。
 だが、誰も彼女を批判出来ない。何故なら、彼女は正しいから。
 正義に異論はあろうとも、正しさに間違いはない。
 誰よりも正しい少女は、誰に咎められることもなく、正しさだけを持って生きる。
 彼女は世界を正す者。
 世界の外に至る者。


【何ものでもない何か】
 少女は思考する。どうして自分が思考しているのかを思考する。
 自分が何者であるのかという記憶がある。一様に平凡な人生であった記憶もある。
 自分が死んでしまった時の記憶もある。
 ここには誰もいない。なのにワタシは思考している。
 なら、この思考は誰のものだろう? 一体何が思考しているのだろう?
 今ココに居るかも知れないワタシと、嘗てここに居た彼女は、果たして同一の存在なのだろうか。
 ――彼女は何者でもない。ただそこにいるだけのなにか。
 世界に残った、誰彼の名残。


【何者にもなれない誰か】
 少年は平凡だった。
 平凡を恨んでいた。
 正義の味方を妬んでいた。
 物語の主役を憎んでいた。
 何時か廻ってくる自分の出番を信じて。けれど、そんな出番は、何時になってもやってこないと気がついた時。
 彼は自ら、物語を回すことを決めた。
 それすらも、世界の枠組みの中だと気がつかぬままに。
 ――彼は誰でもいい。何処にでもいる誰か。
 世界を彩る、色の一つ。


【――――】
 誰でもない。何者でもない。正しくもない。壊したくもない。
 カノジョは笑う。嗤う。ワラウ。
 痛くはない。居たくもない。ありえなくもない。ありえたくもない。
 カノジョはワラウ。けれど、嗤っている筈もない。
 ああ、ところで君は何の話をしてるんだい?
 ――それはただの紛い物。歪みから生まれた禍い者。

レイル
【世界の果てより至る者】
 私は監視者。遍く全ての管理人。世界の果てに至る者。
 貴方が世界を変えるなら、私はそれを防ぎましょう。
 あらゆるセカイを潰しても。
 貴方の願いを壊しましょう。
 それではごきげんよう。さようなら。


【世界を変える者】
 抗いようのない運命に臨み。
 あらゆる手段を尽くして挑み。
 絶望を前にしても立ちあがり。
 いつか変えられない運命を変える。
 人はそれを、【ヒーロー】って呼ぶんじゃないか?
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プロフィール

森野いづみ

Author:森野いづみ
ノベルゲームを製作してたりするフリーライター。業務実績は下記にてのせています。
http://girlwhodreams.blog.fc2.com/blog-entry-176.html
お仕事等のお問い合わせ、ご連絡はこちらからどうぞ。
 morinoidumi@gmail.com

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